うなぎ
監督:今村昌平
主演:役所広司/清水美砂/常田富士男/倍賞美津子/田口トモロヲ

映画を見た人物: K と T

二人で語る感想(抜粋)
T「日本製「フランス映画」風な印象を受けた.
 低予算のせいとはと思わせないセットやロケーション.
 一番気になったのは,とにかくおばちゃんのお客さんが多かった.
 『かんぬ』ってなんだかしってる?って感じのおばちゃんばっかり.
 でも,そこがいいんだよなぁ〜.」

K「フランス映画にありそうな人間性の不思議,
 目に見えない部分の不思議な感覚?
 でもなんか 始めはこんなもんか,って少し思った.
 "カンヌ"で期待しすぎ?

 ひとつ気になる部分があるなあ.
 あのさあ,最初に来た手紙なんだけど
 結局誰が出したのあの手紙? それが引っ掛かる.」

T「なに言ってんだよ.
 そこが,重要なんだよ.わかんないかなぁ?
 男は全てを知っているんだよ.まあ僕の個人的なとらえ方だけど
 全ては男の頭の中で繰り広げられたもので・・・
 フランス人が好きそうなストーリー展開だよ.
 それでフランス人を騙したのさ!はっはっは.」

K「刑務所が一緒だったストーカーのような男の存在も本当は?」

T「あの男と他の人が一緒にいたシーンはなかったでしょ?
 主人公が一人きりの時に出現する.
 確かに彼女をそそのかしたり襲ったりしているけれど.
 彼の心の中の葛藤の顕れなんだよ.」

K「じゃあ,彼は彼女の元へ帰ってきたら,また彼女のことを愛しすぎて
 愛しすぎてそして嫉妬して殺してしまうの?彼女が心配.」

T「彼はウナギになったんだよ.もう大丈夫.」

しばらく後・・・・・・・・・・・・

K「ねぇ,なに嬉しそうな顔してんの?」

T「正直言うと一番最初の(妻の)浮気シーンにとても『ぐっと』きた.
 それだけで終わってしまったらどうしよう?っていう
 そんな僕の心配はまったくもって無駄なものだったけれども.」

K「正直な人だね.
 でもわたしもかなり好きよ.あのシーン.彼を見つめる奥さんの視線とか.」

T「一つ一つのシーンのとらえ方は
 映画を見た人によって違うだろうから 変わってくると思うけれど.
 それにしても,邦画,久しぶりだ.」

K「私も久しぶりの邦画だった.二つも観て疲れちゃった.」

http://www.shochiku.co.jp/cj/unagi/index.html
インタビューの記事が面白いです。

 

映画を見た日:1997.6.28

映画を観にいく人たちの紹介 

K・・・23歳の女の子.会社卒業まであと半分.

T・・・フランス人てつくづくあほだなぁと感じている23歳の男の子.

G・・・22歳の男の子.好印象のゲイボーイ.

S・・・22歳の女の子.見掛けと違ってめんどくさがり屋.

H・・・23歳の看護婦.心優しいひと(・・・であってほしい.)

M・・・22歳の女臨床検査技師.テレビウオッチャーです.