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感想
「怖い映画だと思いました.観ていてぞくぞくします.
始めから目的はあるんです.誰を落とし入れるか.
その手段が淡々と語られている映画.謎を解き明かすのではなく謎を作る映画.
主演のテレンス・スタンプという俳優さんにどんどん感情移入してしまいます.
彼は感情を顔に出さず一つ一つ確実に目的へ近づきます・・・.
映画が終わってにんまりしてからふと思い出します.
これは殺人なんだって.でもほくそ笑んでしまう.
物足りない部分はあります.
映画の中盤でどのように復讐に使う『私家版』を作っていくのか、
という部分があっという間でいとも簡単に出来上がってしまった感があります.
もちろん簡単なはずはないのですが.
しかし俳優陣達がずば抜けていいです!
テレンス・スタンプはあの『プリシラ』に出演していた彼女(?)です.
歩き方がとても上品な紳士です.
ダニエル・メズギッシュは映画を観ているだれもが殺意を
抱きかねない(つまりとてもいやなやつ)いい味出してるし,
マリア・デ・メデイルシュは『私が愛した男と女』でアナイス・ニンを演じ,
『パルプ・フィクション』ではブルース・ウィリスのちょっとたらない
彼女を演じた私の大好きな女優だし,
(『ジューン&ジェーン 私の愛した男と女』-で
原作の「アナイス・ニンの日記」のアナイスを演じたのが彼女。
この映画はユマ・サーマンも出演。大好きな映画です。)
ジャン=クロード・ドレフュスは『デリカテッセン』の親爺です.
それぞれの俳優達が絡み合ってとてもいい仕上がりです.
あとから沸き上がってきます.静かな復讐の喜びが・・・.
だからやっぱりこわい映画なんです.いろんな意味でね.
この映画のチラシの手触り、とても好きです(パンフレットではなく).
紙の質感ってなにか訴えるものがありますよね.」
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